
エンジニアが年収アップを狙って転職する場合、転職エージェントは「求人を紹介してくれるか」だけでなく、今の経験をどの職種・役割へ広げられるかまで見て選ぶ必要があります。
明光キャリアパートナーズが運営する「STRATEGY CAREER」のエンジニア転職向け公式LPでは、年収1,000万円クラスの求人、大手からスタートアップまでの選択肢、履歴書・面接対策などを訴求しています。
一方で、公開されている成功事例は経験者寄りです。ITキャリア-Zでは、開発・Cloud・要件定義・PM/PLなど、すでに一定の実務経験があり、次の役割へステップアップしたい人ほど比較候補にしやすいサービスと判断します。
※本記事は2026年9月18日時点の公式公開情報をもとに整理しています。公式LPに掲載された転職事例は個別事例であり、同様の年収・転職結果を保証するものではありません。
明光キャリアのエンジニア転職支援とは?
明光キャリアパートナーズのSTRATEGY CAREERは、エンジニア転職向けの人材紹介サービスです。公式LPでは、高年収求人や幅広い企業規模への転職支援、履歴書・面接対策まで案内しています。
公式LPで確認できる主な内容は次の通りです。
- 年収1,000万円クラスの案件を訴求
- 大手企業からスタートアップまでを対象
- 経験・希望・価値観をヒアリングしたうえで求人を提案
- 履歴書・面接対策をサポート
- 希望に合わない求人を無理に進めないと明記
- 登録費用は無料
運営会社は株式会社明光キャリアパートナーズで、有料職業紹介事業の許可番号も公式LPに記載されています。
年収アップを狙うエンジニアに向いている?
公開情報を見る限り、完全未経験者よりも、すでにエンジニア経験があり、より上位の職種・役割へ移りたい人の方が相性を判断しやすいサービスです。
公式LPには、たとえば次の事例が掲載されています。
| 転職前 | 転職後 | 掲載年収例 |
|---|---|---|
| Webエンジニア | リモート中心のテックリード | 850万円 → 1,200万円 |
| QAエンジニア | DevOpsエンジニア | 550万円 → 700万円 |
| フルスタックエンジニア | スタートアップCTO | 950万円 → 1,200万円 |
これらは、公式LPに掲載された個別の転職事例です。
ITキャリア-Zでは、ここから「明光キャリアを使えば年収が上がる」とは判断しません。
重要なのは、どのような経験が次の職種へ接続しているかです。
- Web開発 → テックリード
- QA → DevOps
- フルスタック → CTO
というように、単純な同職種転職ではなく、役割の拡張が見られます。
SES経験者でも比較候補になる?
SES経験の担当工程別の選択肢は、No.2:SESから転職するならどこ?もあわせて確認してください。
SES経験者でも、開発・Cloud・要件定義・顧客折衝・PM/PLなどの経験がある場合は比較候補にできます。反対に、監視・定型運用だけの場合は、まず一段上の実務経験を作る方が優先になる可能性があります。
ITキャリア-Zが公開求人100件を比較したNo.2調査では、転職先ごとに求人票へ記載される経験に違いがありました。
特に、
- 上位SIer:要件定義100%、顧客折衝95%、PM80%、PL80%
- Cloud:運用95%、基本設計65%、Cloud100%
- ITコンサル:要件定義75%、顧客折衝95%、PM65%
という傾向が確認されています。
このため、SES経験者でも「客先常駐だったか」だけではなく、どの工程まで担当しているかで明光キャリアを比較する意味は変わります。
比較しやすい人
- 開発経験がある
- 基本設計・要件定義まで担当している
- AWS等のCloud実務がある
- 顧客折衝を担当している
- PM/PL経験がある
- テックリード・DevOps・上流工程へ広げたい
先に経験を増やしたい人
- 監視オペレーションのみ
- 手順書どおりの定型運用が中心
- 開発実務がほぼない
- 設計・構築・顧客対応の経験がない
後者の場合、転職エージェント選びよりも、まず現職や次案件で「構築」「開発」「設計」などの経験を増やす方が長期的な選択肢を広げやすいとITキャリア-Zでは考えます。
Cloud・DevOps志向との相性は?
AWS資格と実務経験のつながりは、No.4:AWS資格は転職に有利?で整理しています。
Cloud・DevOpsへ進みたいインフラ/開発エンジニアは、比較候補に入れやすいと考えます。
公式LPには、QAエンジニアからDevOpsエンジニアへ移り、CI/CDパイプライン設計などを担当するようになった事例が掲載されています。
ただし「AWS資格があるだけ」で同じ転職ができるという意味ではありません。
ITキャリア-ZのAWS公開求人調査でも、資格そのものより、AWS実務・設計・運用・Terraform・CI/CDなどの実務要素が求人上で重要でした。
テックリード・PM/PL志向との相性は?
上流・顧客折衝・PM/PL経験を次の役割へ接続する考え方は、No.7:SEからITコンサルへ転職できる?も参照してください。
開発経験に加えてリーダー経験がある人も比較候補です。
公式LPではWebエンジニアからテックリード、フルスタックエンジニアからCTOへの転職例が掲載されています。
ITキャリア-Zの公開求人100件調査でも、上位SIerではPM・PLの記載率がともに80%、ITコンサルではPM65%でした。
明光キャリアを利用する前に確認したい注意点
公式LPだけでは、保有求人の職種別構成や、SES・自社開発・SIer・事業会社の比率までは確認できません。
利用前には、面談で最低限次を確認してください。
- 自分の希望職種の求人を何件程度提示できるか
- SES/客先常駐求人と自社開発・事業会社求人の比率
- 想定年収レンジ
- 現職経験のどこが評価されるか
- 不足している経験は何か
- テックリード・PM・DevOpsなどへの転換事例があるか
- 希望条件と合わない求人を断れるか
特に「年収1,000万円案件多数」という訴求だけで判断せず、自分の経歴で実際に紹介可能な求人レンジを確認することが重要です。
他の転職エージェントとどう比較する?
明光キャリア1社だけで決めず、役割の違う転職サービスと同じ条件で比較する方が判断しやすくなります。
比較するときは、
- 紹介される職種
- 年収レンジ
- 企業タイプ
- 担当者から見た自分の強み
- 不足経験
- 面接支援内容
を同じ条件で確認します。
ITキャリア-ZではSES経験者向けの転職サービスを、現在の担当工程別に比較しています。
ITキャリア-Zではどんな人に候補として考える?
経験を求人でどう説明できるかの点検には、No.8:エンジニアの市場価値とは?が役立ちます。
現時点では「年収アップしたいエンジニア全員」ではなく、一定の実務経験を次の役割へつなげたい人の比較候補と考えます。
比較優先度が高い
- Web/アプリ開発経験者
- Cloud/インフラ構築経験者
- QAからDevOps等へ広げたい人
- 基本設計・要件定義経験者
- PM/PL・テックリード志向
- 年収アップと役割拡張を同時に狙う人
比較優先度が低い
- 完全未経験
- 監視のみで構築・設計経験がない
- IT実務経験がほぼない
後者は、未経験・微経験層を主対象とする別の転職支援サービスと比較した方が合う可能性があります。
まとめ:明光キャリアは「経験を次の役割へ広げたいエンジニア」の比較候補
明光キャリアのSTRATEGY CAREERは、公式情報を見る限り、高年収求人やキャリアアップ事例を前面に出したエンジニア転職支援です。
ITキャリア-Zでは、開発・Cloud・要件定義・顧客折衝・PM/PLなどの実務経験を持ち、次の役割へステップアップしたいエンジニアほど比較しやすいと判断します。
一方で、掲載されている高年収事例は個別事例です。
まずは自分の経験で、どの職種を紹介できるか、どの程度の年収レンジになるか、何が不足しているかを確認した上で、他社の提案と比較してください。
調査について
本記事は2026年9月18日時点で確認できる、株式会社明光キャリアパートナーズ「STRATEGY CAREER」エンジニア転職向け公式LPの公開情報をもとに作成しています。
公式LPに掲載された転職事例は個別事例であり、平均値や転職成果を保証するものではありません。
ITキャリア-Zの「向いている人」の判断は、公式公開情報とITキャリア-Zが実施した公開求人調査を組み合わせた編集部判断です。

